「復縁したい」その思いの正体を知る

あなたがもし、復縁を望むのならまずはその「復縁したい」という思いが執着になっていないかどうか確かめることが大切です。

まず、そもそも「執着」とはどのような感情を表すのかを整理してみましょう。

一般的に「執着」とは、

「絶対にこうしたい」と強い思いにこだわり、それ以外が見えなくなってしまう状態やそのことばかりに心がとらわれてしまう状態のことを示します。

復縁したいという気持ちに当てはめると…

「あの人との復縁以外考えられない」

「私にはあの人しかいない、他の人なんてどうでもいい」

「私はあの人がいないと幸せになれない」

「どうしてもあの人じゃなきゃ嫌」

こうした思いにとらわれて心がずーんと重くなってしまっている状態です。

「復縁したい」と願っているあなたの心は、どのような状態でしょうか?

もし、「喜び」「期待」「ワクワク」「気持ちが高まる」「嬉しい」といった感情であればそのまま願いを大切にしていきましょう。

その流れを信じて進んでいくことで自ずとあなたの願いが現実化されていく道が創られていきます。

もし、復縁を願いながら心が重く緊張した状態になるなど、その思いの核に「不安」や「恐れ」といったものであれば、

その復縁への想いは「執着」になっているかもしれないと考えてみましょう。

「執着」が復縁を邪魔する理由とは?

「あの人と復縁したい…」

そう強く願うあなたの想いが執着であったとしても、

執着することに「良い」「悪い」も「善」「悪」もなく、それはあなたから生まれた感情のひとつにすぎません。

執着を無理やり手放そうとする必要はありません。

あなたの感情は、それがどのようなものであっても間違っていません。

否定せずに、ただ淡々と「私はこう思っているんだ」と受け入れてあげましょう。

そして、「自分の感情」と「執着が復縁を邪魔をする」ということを別に考えましょう。

「執着すると復縁できない、だから自分はダメなんだ」と自分を責める必要はありません。

「早く復縁したいから、執着を早く手放そう」と自分をコントロールする必要もありません。

ただ、「自分はこう思っている」という事実を受け入れ、それはそれとしていったん区切り、

次に、「執着が復縁を邪魔する」というテーマに視線を移していく。

ひとつひとつ、順番に見ていくことが大切です。

すべてをごちゃまぜに考えると、

いつのまにか「自分が悪い」「自分を変えなくちゃ」といった全く見当違いな方向に話が進んでしまいますから、

冷静にひとつひとつ、焦らずに見ていくことを大切にしていきましょう。

ちょっと話が脱線しますが…

この「自分の感情」「事実」「理由」「結果」などをごちゃまぜにせず、

別々のものとして区切って考えることを意識しておけると生き方が結構楽になると思います。

例えば…

「彼が連絡してくれない、私嫌われているのかも…」

「あの人とあまり話せなくて寂しい、でもあの人は違うみたい、きっと他の人と一緒の方が楽しいからだ…」

「あの上司の態度が冷たい…私嫌われているかも…」

など、こんな風に勝手に自分が作り上げた思い込みやリアルな妄想が頭に浮かびあがり心が苦しくなる…ということがなくなります。

「感情」と「目の前のできごと」「理由・原因」、それらは因果関係があったとしても、すべて別々の存在であり「単独」で存在しています。

それらは直線で結ばれているわけではなく、網目のように複雑に入り組んで結ばれていますから、一つの結果に至った原因が一つというわけではないのです。

上の例でいえば、

「彼が連絡してくれない」=「あなたを嫌っている」 という直線では結ばれていません。

そこには、彼の性格や癖、精神状態などの「内的要因」と仕事が忙しい、時間的な余裕がないなどの「外的要因」があるでしょう。

もちろん、二人の関係性の「外的要因」「内的要因」も影響しているでしょう。

大切なことは、細かい網目で繋がっているすべての要素を正確に分析するのではなく、

直線的な考え方や思い込みで自分を苦しめる必要は全くない、ということです。

そして、その「結果」「理由・原因」がどのようなものであれ、

あなたの価値は損なわれないということも知っておいてください。

その人がどう思っていようが、その結果がどうであろうが、あなたの「価値」には全く関係ありません!

自信を失う必要も、自己否定する必要も全くありません!

いつだってあなたはあなたのみかたでいてあげましょう!

話を元に戻しますね!!

あなたが「執着」を持っていてもかまいません。

今すぐそれを変えることは難しいですし、変えようとしなくても良いです。

ただ、「執着するとなぜ復縁を遠ざけるのか」その理由を冷静に理解していきましょう。

「執着」の核には「不安」や「恐れ」があり、それらは願いの現実化を妨げる「抵抗」や「摩擦」のひとつです。

それはなぜか?

「不安」や「恐れ」の感情を紐解いていくと、「信頼の欠如」にたどり着きます。

その「信頼の欠如」は、執着の対象への信頼の欠如であると同時に、自分自身への信頼の欠如でもあります。

あなたはその人がいてもいなくても幸せになれるのに、自分の力を信じられていない。

その人愛していると言いながら、愛される価値があると信じられていない。

どうしても復縁したいのは愛見返したいから、その人のことを信じていない本音がある。

復縁を願っているけど、復縁できると信じていない。

こうした信頼の欠如により、

「あの人がいなかったら私は幸せになれない…だから復縁しないといけない」

「これまでの時間が無駄になってしまう…だから復縁したい」

「復縁したいけど出来なかったらどうしよう…」

このような「不安」や「恐れ」が、執着へと変化していってしまうことが多いのです。

執着すればするほど、「不安」や「恐れ」が強くなり、

その思いがさらに「願いの現実化」への抵抗や摩擦へと変わり、復縁を遠ざけることに繋がります。

この仕組みを知ること、

自分の心にある「不安」や「恐れ」にきづくこと、

まずは小さな一歩であっても、あなたの心に気付きがあれば、「感情」や「思考」が変化します。

そうすると自然とあなたの現実も変化していきます。

長くなってしまったので、続きは次回にお伝えします!

ここまでお読みいただきありがとうございました!